ペット鳥のしつけ
犬や猫をペットとして飼うときには、しつけをするのは当然のことで、非常に大切な事です。同じようにペットとして鳥を飼うときにもしつけをすることは大切な事なのです。人間の狩猟や漁業を手伝って来た鷹やハヤブサ、鵜などならともかく、鳥にしつけなんて…と驚く方も多いかもしれませんが、インコやオウム、文鳥などのごく一般的にペットとして飼われている鳥でも、本来の習性や行動心理をうまく利用すれば、驚く程いろいろな事を覚えてくれるようになります。ペットの鳥に対するしつけというのは、基本的には攻撃的だったり、うるさく鳴きすぎるなどの問題行為を修正するために行うのが基本です。
鳥にも自分にとって良い事、楽しい事と嫌な事、怖い事の区別ははっきりとつきます。そして鳥達は自分にとって起きた良い事や悪い事の一つ前の出来事を覚えている事が多いのです。例えばギャーギャーと大きな声で鳴いていたら飼い主が来て構ってくれた、という事が続けば大声で鳴けば構ってもらえるという風に覚えてしまいます。ですから、うるさく鳴くのをやめさせたい場合には、逆に鳴いていても無視するという方法をとるといいと言われています。また、逆にたとえばケージの中に戻るようにおやつなどで誘導して行き、自分で中に入ったらおやつがもらえる、というようにして、自分からケージの中へ戻るというしつけをする事も出来ます。
一方、噛み付くことのある鳥のしつけをする場合には、何が原因で噛み付くのかを見極める必要があります。自分が何か鳥のいやがる事をしたために、怒りや拒否の意味で噛み付いている場合には、まず人間が鳥のいやがる事をやめる必要があるからです。また、鳥の中には噛む事が遊びの一部となっているものもいます。しかし、人間に噛み付く事は遊びであってもよくないことなので、やめさせるようにしたいものです。
鳥が人を噛んだ場合には犬が噛んだときのように強くしかったりするようなやり方よりも、まず噛ませないようにする事がよいとされています。万が一噛まれてしまった場合には、「ダメ」という事を強く言葉で示したりして、良くないという事をわからせるようにします。噛むのをやめない場合には、息を吹きかけるというのも効果的であると言われています。手乗りの鳥の場合は、鳥をのせた手を自分の方よりも高い所へあげるのは避けた方が良いとされています。これは鳥がと相手のいる位置の高さで、順位付けを行う場合があるといわれているからです。
正月の遊び10種の説明です。